ラモント (Lamont)


ラモントは静かの海の西側にあるゴーストクレーターで、周辺のリンクルリッジ(しわ)とともに特異な地形を作り出しています。他のリンクルリッジと同様に欠けぎわ近くになると大変目立ちますが、欠けぎわから離れると存在すら分らなくなってしまいます。ラモントのすぐ西側にはアラゴー・クレーターがあり、近くにある二つの大きなドーム地形、アラゴーαとアラゴーβが有名です。このドームも欠けぎわ近くにならないと見つけることは困難です。
ラモントはLunar100の53番、後述のアームストロング、オルドリン、コリンズの各クレーターが90番、ディオニュシオスの光条が93番、サビン、リッターが38番です。


2015. 3.26  ミューロン250 + レデューサ  ASI 120MM
2016. 3.29  ミューロン250 + 笠井1.5倍バロー  ASI 120MM-S クリックすると大きな画像が表示されます。
 
アラゴーのドームの拡大画像 2017.10.11  ミューロン250  クリックすると大きな画像が表示されます。 
 
  2009. 4.30 YK-200
2015. 8. 5  ミューロン250 + 笠井1.5倍バロー  ASI 120MM






この地域はアポロ11号が着陸したことでも有名です。上の画像はラモントの南部を拡大したものですが、「+」付近が着陸地点です。着陸地点の近くのクレーターには3人のアポロ11号の宇宙飛行士の名前が付けられています。(アームストロング、コリンズ、オルドリン)この3つのクレーターはLunar100の90番です。

サビン、リッターの西にあるディオニュシオスは直径17.6kmの普通の小型クレーターですが、太陽高度が高くなると暗い光条を発する珍しいクレーターです。この画像でもうっすらと光条が認められます。ディオニュシオスはLunar100の93番です。


 
太陽高度が高いディオニュシオスです。撮影時の月齢は12.1です。
 
 ラモントが欠けぎわに見える頃、晴れの海のサーペンティン・リッジ(スミルノフ尾根)も見ごろを迎えます。両者がちょうど欠けぎわにあたると、南北の長い範囲にリンクルリッジが広がり見事な眺めになります。