月のまわりの光の輪

月暈について

満月前後の明るい月のまわりに大きな光の輪が見えることがあります。これは「月のかさ」、「月暈(つきがさ、げつうん)」などと呼ばれる現象です。

月暈

月が透けて見えるような薄雲(巻層雲)が広がると、この雲に含まれる小さな氷の粒がプリズムのような役割をして月暈が現われることがあります。上空の氷の粒の状況により、雲のように白っぽく見える場合や虹のように色が分かれる場合があります。

月暈は半径約22°の大きな円形をしています。(腕をいっぱいに伸ばして手のひらを広げたとき、親指の先と小指の先の間隔が約22°と言われます。)

写真では月が露出オーバーのために大きく写るので月暈は小さく感じられますが、実際の夜空で見るととても雄大な現象です。下の画像は対角魚眼レンズで撮影した月暈です。





虹色写真ギャラリーに月暈の画像をまとめてあります。月暈のギャラリーへ


光環について

月暈よりももっと小さく、月のすぐ周りに鮮やかな虹色の環が見えることもあります。これは光環、光冠などと呼ばれる現象です。下の画像では中央の白く見える部分が月本体ですが、露出オーバーのために実際よりもかなり大きく写っています。

光環

下の画像は露出を控えめに写しているので、月の大体の大きさ(中央の白い部分)が分かります。そのかわり周辺の暗い虹色の部分は露出不足のため写りは悪くなっています。


光環は月に薄雲がかかった場合に見えることが多いのですが、それ以外にもスギやヒノキの花粉が大量に飛ぶ時期に見えることもあります。下の画像はヒノキの花粉による月の光環です。



虹色写真ギャラリーに月の光環の画像をまとめてあります。月の光環のギャラリーへ


日暈について

月の場合と同様に太陽の周りにも「日暈(ひがさ、にちうん)」と呼ばれる大きな光の環が見えることがあります。月暈、日暈ともに天気が下り坂に向かう時に見られることが多いようです。





下の2枚の画像は全周魚眼レンズで写した日暈です。空全体が円形に写っているので、暈の大きさがよく分かると思います。暈の大きさは月暈も日暈も同じです。





虹色写真ギャラリーに日暈(内暈)の画像をまとめてあります。内暈のギャラリーへ