南半球の月

南半球の星空について

地球は丸いので、南へ行けば行くほど見える夜空の範囲も南側へ傾いてゆきます。

今まで地平線に隠れていて見ることが出来なかった南の星空が地平線上に現れるようになり、同時に今まで見えていた北の星空が地平線の下に隠れてゆきます。このために南に行けば日本からは見ることが困難な南十字星(みなみじゅうじ座)を見ることができたり、日本では方角の目印になる北極星が全く見えなかったりします。


南半球の月について

月も星と同じように見え方が変わります。

たとえば日本で南の空50〜60度位の高さに月が見えていたとします。この月を赤道付近で見ると天頂(頭の真上)あたりに見え、南半球まで行くと天頂を通り越して北の空に見えるようになります。このとき月の模様は上下逆さまになり、欠け方も逆に感じます。

夕方の西空に見える三日月の場合はどうでしょう。

西に見える月は赤道でも南半球でもやはり西に見えます。ただ星空は緯度の差の分だけ回転していますので、月も同じように回転して見えます。

下の画像は各地での三日月の様子です。ただし実際に現地で撮影したものではなく、画像処理で再現したものです。月の見え方は緯度や季節、時刻などによって変化しますので一例としてご覧ください。

crescent1 crescent2 crescent3
  北半球で見た三日月     赤道付近で見た三日月     南半球で見た三日月  

オーストラリアでの夕方の三日月をご紹介します。日本で見る場合とは逆の欠け方をしていて、ちょうど明け方の細い月を見ているような感じです。こちらをご覧ください。